【宮崎市】エコキュートの災害対策|台風・落雷・地震による故障と転倒を防ぐ方法と保険の使い方
台風、落雷、そして地震。宮崎はこの3つすべてのリスクを抱える地域です。エコキュートは屋外に設置された重量物かつ精密な電気機器のため、災害の影響を受けやすい設備といえます。本記事では宮崎市の水道局指定工事店が、災害別の被害パターンと、今日ご自宅で確認できる転倒防止のセルフチェック、そして保険の備え方をまとめました。被害が起きた後にできることは限られます。台風シーズン前の今が確認のタイミングです。
台風や大雨が接近してからでは、安全に点検できません。平常時のうちにご確認ください。

結論:災害の種類によって「備えるべきこと」が違います

先に結論です。落雷は完全には防げませんが、事前対策の選択肢はあります。地震による転倒は、設置状態の確認でリスクを下げられます。そして台風・浸水は、保険の契約内容がそのまま負担額に直結します。まず全体像をご確認ください。
| 災害 | 主な被害 | 事前にできること | 関係する補償 |
|---|---|---|---|
| 地震 | 貯湯タンクの転倒、脚の変形、配管の破断 | 固定状態の確認・是正 | 地震保険(火災保険では対象外) |
| 台風 | 飛来物の衝突、転倒、配管の外れ | 周辺の飛散物を片付ける | 風災補償 |
| 豪雨・浸水 | 基板の絶縁不良、機器全損 | ハザードマップの確認 | 水災補償(契約内容を確認) |
| 落雷 | 雷サージによる基板の故障 | 分電盤の避雷器(SPD)を検討 | 落雷補償 |
タンクの脚まわりの写真をお送りいただければ
固定状態の確認が必要かどうかを無料でご案内します
宮崎市・国富町・綾町対応 / 1級管工事施工管理技士が在籍
地震対策:貯湯タンクの転倒リスクを確認する

宮崎は近年、日向灘を震源とする地震が続いています。2024年8月8日にはマグニチュード7.1の地震で最大震度6弱を観測し、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が現在の制度で初めて発表されました。2025年1月13日にも日向灘でマグニチュード6.6の地震が発生し、宮崎市でも震度5弱を観測しています。
満水時の貯湯タンクは数百キログラムに達する重量物です。国土交通省の資料では、東日本大震災における電気給湯器の転倒について、未固定やアンカーボルトの不足が主な原因として示されています。転倒すれば給湯が止まるだけでなく、配管の破断による漏水や、周囲の人・物への被害にもつながります。
今日できるセルフチェック4項目
1
地面に対してまっすぐ立っているかを目視で確認します。
2
目視で確認します。適切な据付位置は機種ごとの施工説明書によって異なります。
3
脚と基礎がボルトで留められているか、著しい腐食・浮き・緩みがないかを目視します。
4
大きなひび割れ・欠け・沈下・傾きがある場合は、固定性能に影響するおそれがあります。
ボルトをご自身で締め直したり、金具を追加したりするのは避けてください。タンクは重量物であり、無理に力を加えると転倒や配管の損傷を招くおそれがあります。気になる点があれば、写真を撮って専門業者にご相談ください。
💡 買い替え時は「耐震性能」も確認を
台風・豪雨対策

台風被害の多くは飛来物の衝突によるものです。接近前に、室外機やタンクの周囲にある飛びやすい物(植木鉢、物干し、資材など)を片付けておくだけでもリスクを減らせます。
豪雨による浸水は、機器内部の絶縁不良を引き起こします。浸水した機器は通電せず、点検を依頼してください。ハザードマップで自宅周辺の浸水想定を確認し、新設・買い替えの際は設置場所や基礎の高さも相談されることをおすすめします。
落雷対策
落雷による故障の原因は「雷サージ」——瞬間的な過電圧・過電流が電源線や通信線を通じて機器の基板を損傷させる現象です。直撃だけでなく、近隣への落雷でも起こり得ます。
雷サージ対策として、住宅分電盤に避雷器・SPDを設ける方法があります。雷被害を完全に防げるものではありませんが、雷サージによる電気設備への被害を低減する選択肢です。設置を検討する場合は電気工事店へご相談ください。
雷が鳴り始めてから電源設備や配線に触れるのは避けてください。機器ごとの対応は、お使いの機種の取扱説明書に従ってください。雷への備えは、雷が鳴る前に済ませておくことが基本です。
保険の備え方:契約内容を今日確認する

エコキュートは屋外に固定設置された「建物に付属する設備」として、建物の火災保険の補償対象になっていることが一般的です。ただし火災保険は商品によって補償範囲が異なり、災害の種類によって必要な補償も変わります。
- 落雷・風災の補償が付いているか
- 水災補償を付けているか(浸水はこれがないと対象外)
- 地震保険に加入しているか(地震被害は火災保険では補償されません)
- 免責金額(自己負担額)はいくらか
- 被害状況を撮影せずに片付ける
- 「保険で必ず無料になる」と勧誘する業者と即決する
💡 被害を受けたときの進め方
補償の可否・金額を判断するのは保険会社です。なお地震保険は建物全体の損害区分を基準に支払われる仕組みのため、設備1台の修理代がそのまま支払われるものではありません。当店では申請に必要な見積書・被害写真・報告書をご用意しますが、支払いをお約束するものではありません。平常時の設置状況を撮影しておくと、被害前後の比較資料として役立ちます。
災害時、エコキュートは「備蓄タンク」にもなります
断水時、貯湯タンク内に残っている分を非常用の生活用水として利用できます(飲用は不可。取り出し方法は機種により異なります)。トイレや洗浄に使える水を確保できるのは、災害時に大きな安心につながります。
タンク内には高温のお湯が残っている場合があります。取り出す際は、やけどに十分ご注意ください。平常時のうちに、取扱説明書で非常用取水栓の位置と操作方法をご確認ください。
よくある質問(FAQ)
まとめ:確認できるのは、災害が来る前だけ

災害そのものは防げませんが、備えの差は被害の差になります。①タンクの傾き・脚部・アンカーボルト・基礎を目視で確認する、②保険証券で落雷・風災・水災・地震保険の内容を確認する、③平常時の設置状況を撮影しておく。この3つは今日中にできます。台風や大雨が接近してからでは安全に点検できません。ご不安な点があれば、宮崎市・国富町・綾町のご家庭は当店までお気軽にご相談ください。
宮崎市でエコキュートの災害対策のご相談なら
1969年設立の江坂設備工業が運営する「給湯器のえさか」へ
設置状態のご案内無料 / 保険申請用の書類に対応 / 1級管工事施工管理技士が在籍
昭和44年設立 / 自社職人施工 / 宮崎市水道局指定工事店
📝 コラム作成者:三谷匡俊 リフォーム&増改築えさか店長
リフォームアドバイザーとして7年の経験を持ち、お客様へのヒアリングからプラン作成、現場との連携まで幅広く担当。年間200件のリフォーム相談に対応しています。「リフォーム後の暮らしがもっと楽しく、快適になるように」という想いで、役立つ情報を発信しています。皆様のリフォーム計画のヒントになれば幸いです。
✅ コラム監修:鳥山貴生 江坂設備工業株式会社 代表取締役
1級管工事施工管理技士。1969年創業、水まわり専門工事業57年の実績を持つ江坂設備工業株式会社の代表取締役。宮崎市を中心に住宅・店舗・公共施設の給排水・衛生設備工事からリフォームまでを手がける。設計・営業・配管・施工管理・保守メンテなど複数の専門工事を自社で一貫施工できる技術力を基盤に、「企業は人なり」を経営指針として事業を統括している。健康経営優良法人に2019年から8年連続で認定され、2026年は中小規模法人部門の「ブライト500」に選定。
参照資料
・国土交通省「電気給湯器等の転倒防止対策」
・財務省「地震保険制度の概要」
・日本損害保険協会「損害保険Q&A:火災保険は、どのような保険ですか」
・日本損害保険協会「住宅の修理などに関するトラブルにご注意」
・気象庁「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について」
・宮崎地方気象台「宮崎県の地震活動概況(2025年1月)」
・パナソニック「住宅分電盤 避雷器/かみなりあんしんばん」
・三菱電機「弊社製品を安全・上手にお使いいただくために 災害への備え」
※補償内容・免責金額・必要書類はご契約により異なり、支払いの可否は保険会社の判断となります。耐震性能・転倒防止措置の仕様は設置時期・機種により異なります。(記事内容は2026年8月7日時点)